『大会当日:帰路』 みんな汗も流し、後は帰るだけとなったわけだが、家に着くまでが大会。 油断している時こそ危ないと、車の運転をするつもりで意気込んでいた私だが・・・ またまた運転手じゃんけん。 その場の空気としては杉原さんに勝たせたいという空気であった。 1発目、持田、梅田敗北。順調。 2発目、まさかの私が勝つという、空気を潰す落ちで・・・ 動揺した私は膝から崩れ落ち 「ち、ちょっ・・・待って、いやゴメンって、俺が悪いのは分かっているけどさ、いや空気潰したよ。 寒い人だとか思わないでよ。 俺だって必死だったって、いや本当にゴメン、悪いのは全部俺だからさ・・・許して・・・嫌いにならないで・・・」 と必死でみんなに頭を下げていると柳生が 「私ちょっと運転したいかも」 という救いの手、蜘蛛の糸が差し伸べられローテーションで運転する案が採用され窮地を脱出。 ちなみにローテーションは斉藤和→杉内→和田→新垣ってこれソフト○ンクの誇る4本柱ローテーションです。 すみません。 本当は柳生→梅田→杉原→宮崎→ドラゴンという必勝?パターンが予定されました。 少し不安を感じながらも無事に柳生のターンは終了。 ローテーションのために前の車両3台とはぐれる事となった この時辺りで始めて気付いた事実は、 「杉原さん、先輩に囲まれ放題じゃん。梅田は4年生みたいなものだし」 とまぁ今更肩身が狭い?事に気付くも、どうしようもない。 とりあえずサン○スに停めてローテーションが回り梅田と交代。 しまなみ街道へと入っていくこととなった。 少し雨が降る中、ワイパーを動かした梅田は止めることを知らないのか、止まる事を知らないのか。 雨が降っていなくてもワイパーを動かしっぱなしであった。 彼の止まることを知らない半端無い向上心からもその姿が窺えるとも思うが・・・。 彼の授業単位が少し少ない気がするのは今回黙っておこう。彼故の向上心。 車内でお腹が空いたという、相も変わらず「子供だから」の持田竜。 朝から握ってきたおにぎりを与えてやると少し大人しくなった。 本当に「子供だから」 そしてローテーション&アイスが食べたくなった我々はパーキングエリアに入ることにした。 すでにみんなから遅れているにも関わらず・・・ ただ次はいよいよ、免許をとって運転2回という杉原さんの番である。 ただ死のドライブとなる前にアイスを食べることとした。 ここで何かをやらかしてくれるのが持田組。(今回持田は全く関係ありません) 持田と外でアイスを食べていると、一向に梅田が出てこない。 不思議に思いつつも、持田と今回の今治は慣れたものだと話していても一向に出てこない。 アイスを買うぐらいで何を手間取っているのだと感じていると梅田が出てきた。 「俺のアイス忘れられとった。」 もう噴出すしかなかった。 もう持田と私は食べ終えているのだもの。 相も変わらずやらかしてくれる。 私も自販機で10円玉が詰まったりもしたが、自分で触れるのもどうかと思うので今回はスルーさせて頂く。 ただここからが難しかった。 ローテーションを守るか、はたまたローテーションを守らないか。 結果は皆さんの想像にお任せすることとしよう。 何もかもを話してしまうと・・・親しい仲にもミステリアスな部分は必要だと思うから・・・ そして東尾道でみんなと仲良く給油し終えると、みんなはもうメイトに集まっているとの情報が入ってきた。 意外と遅れていない事実に驚きながらもメイトに向かっていると、解散したとの情報が・・・ 別にいいけど。 駅にみんなを送っていったら、また私は1人寂しい車内を満喫するわけですから・・・ 最後の今治、本当の最後ぐらい車内で1人感傷に浸るのも悪くない。 いやその方がいいだろうと、心の中で強がり決心すると、杉原さんがメイトまでを希望されたので、 仰るままに、期待に応えるようにメイトまで全力で送らせて頂きました。 そのため持田、柳生、梅田を駅まで送った際も、1人の時間が短くなった。 でも結局1人で太った店員さんの待つトヨタショップに行く事実は変わらなかったが・・・ こうして、私たち4年生の最後の今治マラソンが終わった。 『大会当日:バイト』 ただ私はここからが勝負であった。 みんなは飲み会で盛り上がっている頃、私はというと風呂掃除という呪縛から逃れることも出来ずに、 疲れた体を持ち上げ引きずり集合場所へと向かった。 今回は陸上部が全く関係なさそうだが一応、陸上部の飲みイベントのため、 人集めに困っている私を助けてくれた住友(住田)が居てくれたのでほんの少し触れたいと思う。 いつもなら、私は無心で掃除を行うのだが・・・体がいっぱい、いっぱいであった。 1人少ない状態でバイトをすれば、さすがの私もダウンとなりうる可能性があったわけなので、 本当に今回は住友に感謝してもしきれない気持ちであったが、果たして本人は分かっているかどうか・・・ 終わった頃には心身共にボロボロになっていた私は、家に着いた折はただ深い眠りについたのであった。 本当に自分らしく生きることの出来た1日であった。 P.S. 後日聞いた話では、飲み会は大いに盛り上がり、村上優の失態があったとの情報をリークしました。 本当にお疲れ様でした。 では、また。 |